BBHS その二
BBHSを使ってみました。
BBHS導入の最大の目的は機材整理です。
現在、TSN-883とProminar500mmを持っており、双方ともフローライト88mmなので撮影と眼視をどちらかに寄せたいと思っています。
とは言えTSN-883は事実上撮影はできず、眼視も2インチは使えないので微妙な立ち位置です。
Prominar500mmに寄せるべきですが、結構課題が山積でした。
□そもそもPENTAXマウント。
□2インチミラーだとピントが出ない。
□正立ではない。※眼視だとイマイチ。
□TSN-883と比較すると面倒。※パーツが多い。
□TSN-883と比較すると重い。
まずPENTAXマウント問題は、実はマウント後部にはM56雄ネジが切ってあって、タカハシM56パーツと互換があることが判明。
BorgパーツでM57に持っていき→回転装置→BorgでM57/2inchに変換→ミラーの2inch雌ネジに直接ねじ込む事で解決を図ろうとしましたが、ややピントが足りず。。。
しかし回転装置を抜いたら一番厳しいNikon NAV12.5HWでもピントが出ました。
正立問題はBaader BBHS Amiciの評判がすこぶる良いのでこれを頼りに。
ポンド安なのでイギリスから取り寄せようとしたけどどこも在庫無しの入荷不明でダメで、結局ドイツのAstroshopEUには在庫があり購入する事に。もしかしてディスコンなの?
しかしながら、カートから進めるとVAT込みでしか購入出来ず、担当の方と何度かやりとりしたら、カートの連絡欄にEU以外に発送とコメントすれば後でカード請求時にVAT無しで請求するとの事になり、ちょっと不安があったけど購入しました。
この件は無事に言われていた通りVAT無し請求で決済され無事解決。
今までTelescopeExpres頼みだったけど親切で親身だったし今後はAstroshopEUでも良いかなと思っています。
パーツ種類と重さはどうする事も出来ないので運搬ケースを工夫してわかりやすく収納する事で解決を図ろうかと。
で、肝心のピントですが、実は事前に秋葉原のタカハシ系ショップでBBHSamichを覗かせてもらいピントが出ない予測をしていましたが、覗いた時から思っていたけどどうもBBHS amichではなく違うものを覗いていたようです。
結果的には僅かにBaaderミラーの114mmよりも短く、少し余裕を持って全てのアイピースでピントが出ました。光路長は110mm程度のようです。
これでTSN-883はお役御免になった訳ですが、やっぱり微妙でこれなら重量的に同等のBorg 90FLか107FLで良いのではないかと。しかも将来双眼化の部品に流用できるし。
※TSN-883はお手軽眼視、正立、軽量1.5kgが売りなので。しかも超高性能ズームも使える。
それを考えると唯一無二のTSN-883は残してProminar500mmの方がお役御免で90FLレデューサに変わられるかも。
BBHS amici万能説(ようは高倍率性能)が証明されれば、ちょっと世界が変わるかも?
いづれにしても、早く梅雨明けないと何もできませんが。