Marsaceと言うメーカー
今回は結構マニアな製品のレビューです。
Marsace BT-2541T です。
台湾の新興メーカーが作っているようです。
日本のカメラアクセサリーメーカーのHAKUBAが結構押しているメーカーでもあります。
HAKUBAは何故かいままでは三脚には力を入れず?商品ラインナップも微妙な感じでしたが、方針が変わったのか、Marsaceをかなり乗っかり気味で押しています。
とわいえ、三脚界はいまやカーボンではGitzo一択であり、その他メーカーは価格帯を
大幅に下げることでGitzoとの直接対決を避けている現状があります。
※あくまで個人的な見解です。
実際、大型量販店で中型三脚(大型ではない)をさわってみると、Gitzoがどれだけ良い
物を送り出しているのかが良くわかります。
※大きさ、重量、剛性のバランスが素晴らしい。価格だけがネック。
なので、最終的には皆Gitzoになってしまう。
だって、たかが三脚なのにラインナップのほぼすべてが10万円超です。
正直、2番手以下の各メーカーはどのメーカーも似たり寄ったりで、デザインだけで
選べば良いと思います。
ところが、その隙間を縫って出てきたメーカーがMarsaceです。
例えば、某イタリア系メーカーや台湾系メーカー、日系メーカーの中型カーボン三脚と
Marsaceの剛性を比べると段違いです。
っと、前置きはこの程度にして。
要は古い三脚を売ったので、これを元手に新型の三脚を物色しようと大型量販店に見に
行ったら、Marsaceに出会ってしまった訳です。
ちなみにこの時には既に、どれにしようか決めていったのですが、実物をさわったところやはりふにゃふにゃでこりゃだめだなってことになったのです。
う~ん、でもGitzoのトラベラーが良いのはわかるけど、10万は高いしな~と。
それで色々と物色しましたが、結局Gitzo以外で求める剛性のものは一切見つからず。
なんか、聞いたことのないメーカー三脚があったので、さわってみると、Gitzo並みの
剛性があるではないですか。。。と。
でも、聞いたことのないメーカーだし、大丈夫なのかな~と、色々悩みその日は買わず
じまい。
Gitzoの中古にしようかとも思いましたが、結局中古でもある程度の状態のものは、7万
くらいの値がついている。
更に悩んだ結果、Amazon着払いで届きました。↓
まず、ケースも結構頑丈にできている。
雲台反転方式で格納。最近の流行りです。
三脚を反転させたところです。
雲台も高級感があります。
レベラーも、通常位置だけではなく、横位置にもついているのは設計者が確実にカメラを利用している人だからこそつけたのでしょう。
全て伸ばしたところ。
エレベータートップにすると、170cmくらいはあるかな?
三脚は3段階に角度調整可能です。
三脚のうち一本を外して、
センターボールに取り付けると、なんと一脚に。これも、最近の流行りかな?
まぁ、組み立てが面倒くさいので最初から一脚使いますけどね。
で、実際に使用した感想ですが、、、
自由雲台は、微妙ですね。
※Marsaceが微妙というわけではなく、利用用途があっていなかった。
これは、Gitzoで良い雲台がかなり安価で某オクでゲットしているので交換予定。
肝心な三脚は、剛性には満足できています。
もちろん、重量も軽くて取り回しは抜群です。
脚の出し入れは、良くも悪くもないってところでしょうか?
※回転させる方式は、面倒くさいかもしれない。
でも、重量的にはこの方式がベターなのか?で、あれば仕方なし。
少なくとも、ミラーショック後2秒程度からシャッター開放してもブレは拾っていないので、この点でも合格ですかね。
ISO3200 F6.3 300mm K-70 アストロトレーサー 10s解放 JPEG 画像処理なし
※真ん中は、M31 アンドロメダ星雲です。
と、言うことで、あまりメジャーではないけど良いメーカーであり、良い製品です。
カーボン三脚を購入予定であれば、お勧めできる三脚です。